サービス内容
地域包括支援センターすてっぷでは、日野市の委託を受け、相談業務を始めとした以下のサービスを提供しております。
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総合相談・支援事業
高齢者のご自身からの生活相談や、ご家族からの介護に関する相談の受付
公的に行われている医療・介護・福祉制度や施設等のご案内 -
介護予防ケアマネジメント事業
介護予防ケアプランの作成(要介護認定で「要支援」と判定された方や事業対象者が対象)
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権利擁護事業
- 高齢者虐待の早期発見と防止
- 悪質商法などの被害防止のための活動
- 成年後見制度の手続き支援
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包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
- 地域のケアマネージャーを対象とした研修会の実施
- ケアマネージャーが抱える困難な事例についてのアドバイス
- ケアマネージャーのネットワーク支援
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ます。
保健や福祉、介護サービスを熟知するすてっぷのスタッフがご対応させて頂きます。
日野市の委託を受けた公的な相談窓口として、在宅で生活されている高齢者の方やそのご家族の皆様の総合的な相談をお受けしております。日野市内には医療法人社団 康明会の運営する「かわきた」「すてっぷ」を含めて9か所の地域包括支援センターがあります。
どなたでもご相談を無料でお受けいたします。お困りの事があればいつでも地域包括支援センターすてっぷへご相談ください。
東京都日野市地域包括支援センター一覧(日野市ホームページ)
地域包括支援センターは、綿密な支援ができる体制をとっているため、担当範囲が定まっております。
地域包括支援センターすてっぷの担当範囲は以下の通りです。
- 豊田
- 東豊田
- 旭が丘2・5・6丁目
- 多摩平1・2丁目
- 富士町
介護の幅広いご相談に対応 「困った」にお答えします
「杖をどこで買ったらよいか」という相談から介護保険・財産管理などの複雑なご相談まで幅広く相談をお受けしております。
各種教室を開催
地域の皆様が末永く健康でいられるように各種教室を開催しております。
費用
地域包括支援センターすてっぷは、日野市から委託を受けている事業であり、相談・ケアプラン等を無料にて使用することができます。気にかかる事がありましたら、小さい事でもお気軽にお電話下さい。
1日の流れ
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ご相談・申請
高齢者ご自身からの生活相談や、ご家族からの介護に関する相談を受付けます。
ご依頼により当施設が「要介護(要支援)認定」の代行申議を致します。
ホームドクターのいない方はご相談ください。 -
介護が必要か、どのくらい必要なのかを調べます。
市町村の認定調査員がご自宅へ訪問し聞き取リ調査を行います。 (介護認定審査会に調査結果を提出致します) -
認定の結果がきます。
認定結果・負担割合をご確認ください。 -
介護予防サービス計画(介護予防ケアプラン)をつくります。
要介護認定後、要支援1・2の場合はご本人・ご家族の依頼により当施設のケアマネージャーが本人に合ったケアプランを作成します。 要介護1~5の場合、居宅介護支援事業所にケアプラン作成を依頼します。 -
介護サービス計画ができました。
ケアプランにそった居宅サービス等の事業所をご紹介致します。 -
介護サービスが実施されます。
在宅サービス・施設サービスがケアプランにそって受けられます。
利用例
地域包括支援センターかわきた・すてっぷで実際にあった相談事例をご紹介します。介護保険申請
これまでお元気で暮らしていたAさんが、外出先で転倒されて骨折してしまいました。救急車搬送された病院で手術を受けリハビリを経て退院されるにあたり、ご自分で全ての家事等を行うことが困難となってしまいました。 そのため、地域包括支援センターにお電話にて「何か良い方法はないか」とご相談されました。 地域包括支援センター相談員より、ヘルパーによる家事の支援やリハビリを兼ねてデイサービス等を利用することをご提案させて頂き、介護保険サービスを利用するために必要な介護保険申請をすることになりました。
徘徊の捜索・防止、認知症対応支援活動活動
認知症で物忘れ症状が進行したBさんは、たびたび道に迷うようになり、自宅へ帰ろうとしてとんでもない方向に歩いて行ってしまう事が増えました。 この日はご家族が目を離した隙に行方不明になってしまいました。ご家族より地域包括支援センターへご連絡を頂き、地域包括支援センターではご家族や市内の関係各所と協力して捜索活動にあたり、その日のうちに無事Bさんを発見することができました。 地域包括支援センターでは、徘徊が心配される方に対してGPS機能の探索器の貸与、紹介、手続きを行ったり、対応に苦慮するご家族に対して同じ悩みを持つ方々の交流会を開催しております。 また、認知症の理解を広めるための「認知症サポーター養成講座」も開催しています。
生活環境の改善支援
長男夫婦のすむ日野市に地方から引っ越してきたCさん、これまでは知人友人と仲良く楽しく暮らしていたのに、転居してからは親しい友人もなく、長男夫婦は仕事で不在、テレビばかりみて自宅にこもりがちな生活になってしまいました。 心配した長男から相談を受けた地域包括支援センターでは、Cさんに対して地域の老人会のご紹介や近所の地区センターで行っている介護予防教室のご案内を行いました。 その結果、Cさんは得意な民謡を通して親しい仲間ができ、楽しく過ごされるようになりました。
相談から病気の早期発見に
要介護の夫を介護していた奥様(Dさん)から、「実は、私のことなのですが、最近、左手で握ったものをよく落とすのです・・・」という何気ない相談を頂きました。 日常は、健康そのもの、自転車でどこまででも行くようなDさん。地域包括支援センターの相談員から、脳外科専門病院受診をご案内致しました。 受診された結果、「異常はない」と診断を受けて帰宅されましたが、その後も左半身の違和感は継続したため地域包括支援センターの看護師から、再度、生活上の気になる事や症状の詳細をメモした上で別の総合医療センターへ受診を提案致しました。 そこで、「初期の多系統委縮症」と診断を受け、病気の早期発見に繋げる事ができました。 現在は、内服治療と通所予防介護サービスの利用、看護師の訪問支援により、在宅生活を継続されております。
独居高齢者への見守り支援
80歳男性Eさんが働いていた会社から相談を受けました。 独居であるEさんがこのところ衰弱している様子であり心配なので、支援をお願いしたいとのご相談でした。 Eさんのかかりつけ医は、6年前に閉院し、以降全く、医療機関への受診がありませんでした。 地域包括支援センター相談員がご自宅へ訪問し、受診を促しましたが、病気が見つかることへの恐怖と人生への諦めからか、頑なに受診を拒否されました。 連日の訪問で本人を説得し、ようやく内科、整形外科受診となりました。 その結果、「糖尿病」「低栄養」「下肢筋力低下」と診断されました。 以降、受診を継続しましたが、下肢筋力低下が著明になり、近隣の在宅医の訪問診療を手配し、訪問診療を開始しました。 地域包括支援センターでは主治医・他機関と協力し、訪問による見守り支援を継続しています。