ご挨拶
康明会病院長百瀬 義雄
当院のホームページにお立ち寄り頂き、真にありがとうございます。2023年1月より康明会病院の院長職を拝命した百瀬義雄です。
康明会病院は1950年、日野市に設立された平山診療所に歴史の流れを汲む、地域密着型の病院です。70余年の間に田中医院、日野田中病院と名称は変わってまいりましたが、「地域を支え、地域に支えられる病院」を理念として、日野市豊田の地に連綿と続いてまいりました。
私が最初に康明会病院に赴任したのは、2006年4月のことでした。当時、東京大学神経内科教室に在籍しており、「今後、神経難病医療にもしっかりと取り組みたい」という康明会病院からの招聘にお応えしての入職でした。中学・高校時代を日野市で過ごした私にとっては、故郷に還ってきた喜びを感じる御縁でもありました。東京医科大学八王子医療センター長を勇退された蓮江正道先生が院長をされており、病棟カンファレンスでは、医師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカー、ケアワーカーなど多職種の職員が集まり、お一人お一人の患者様について治療方針を熱心にディスカッションしていたことを覚えております。
私自身は2年ほどで八王子市にある北原脳神経外科病院(現、北原国際病院)に常勤医として採用されたため、その後しばらく康明会病院とは離れておりましたが、「患者様のことをしっかり考えてくれる、良心的なスタッフに恵まれた病院」という印象は、その後もずっと残っておりました。康明会病院に再び常勤医として赴任し1年余りが経ちましたが、患者様に親身な医療を提供しようと努力する文化は、今も変わらず受け継がれていると思います。
地域医療、高齢者医療、神経難病医療は社会的使命として、我々が尽力していく領域と考えております。これからも患者様とご家族様のために職員一同、精勤していく所存です。健康面やご病気のことで困りごとがございましたら、どうぞ遠慮なく当院にご相談ください。
略歴
2022年1月より同院院長に就任
1967年 | 誕生 |
---|---|
1986年 | 桐朋高校(40期)卒業 |
1993年 | 名古屋大学医学部を卒業 日本赤十字社医療センターで研修後、東京大学医学部神経内科学教室に入局 |
2002年 | 東京大学大学院卒業(医学博士[第1928号]学位論文「パーキンソン病の一塩基多型と基盤とした疾患感受性遺伝子の同定とpersonalized medicineの構築に関する研究」) |
2008年 | 東京大学医学部クリニカルバイオインフォマティクス研究ユニットを経て、2008年より北原国際病院勤務 |
2017年 | 横浜新都市脳神経外科病院に移籍 |
2021年 | 9月より康明会病院副院長に就任 |
資格など
医学博士、日本内科学会総合内科専門医、日本神経学会専門医・指導医、日本頭痛学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本医師会産業医
その他
中学・高校時代は生物部、大学時代はラグビー部(ポジションはフッカー)に所属. 趣味:映画鑑賞(最も好きな映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」).テレビドラマ「1リットルの涙」、「美丘」の医療監修をしました.自宅に帰れば、5人の子供(2男3女)の父親でもあります.